飲食店は気軽に開業するな
おはようございます。キャップ77です。
今日は誰もが一度は考える飲食業での起業・独立について書きます。
では、まず結論からお話しします。
飲食店での成功は、現状めちゃめちゃ厳しいです。
1997年をピークに市場は約3割縮小している。
引用:総務省統計局 経済センサス活動調査
こちら、総務省の統計ですが、絶対数でみると、1996年(836千店)から2012年(575千店)までの間に約3割の飲食店が消えていることがわかります。また、市場全体の規模も1997年の29兆円をピークに2割程度減少傾向にあり、ここ1,2年の好景気でも売上が回復してるとは言えなさそうです。
これは、日本が人口減少社会に突入した影響をモロに受けてると言えます。
丁度、日本は1997年より、人口減少に転じており、時期はピタリと当てはまっています。
まあ、都内を歩いていても「また、お店変わったね!」「あれ、あの店無い!?」と肌で感じる回数も増えましたよね。
数十年前までは、外食したい人の数に対して、飲食店は足りていなかったので味も接客も対して良くない店でも、常連の顧客さえある程度掴めば、儲かっていたのは事実だと思います。
しかしながら、近年のデフレや若者草食化や節約志向などで、人口減に拍車をかけて、皆がお金を使わなくなっているのも痛い点です。
そんな厳しい環境にも関わらず、「飲食やってみたい!」という人は本当に多いです。つまり、参入障壁が低く、独立や起業を考える際に真っ先に思いつくのが飲食業なのです。
情報誌やインターネットを見てもわかるように、個人店・チェーン店に関わらず、新しい飲食店がどんどんオープンしていますよね。
それでも飲食店を開業したい!という方へ
3点重要なポイントがあります。
①あなたの周りに顧客に成りうる人が沢山いること
長年、人生を生きてくるとビジネスで出会った人脈や友達が沢山いらっしゃる方が、たまーにいらっしいます。こういう方は、そのコミュニティーの方が率先して利用してくれれば、割と長く続くケースが多いです。
100人や200人程度ではなく、1000人クラスの人脈が必要だと思ってます。オープン当初は「おめでとう!」「いついつ貸切できない?」と嬉しいことを皆いってくれますが、2~3か月目になるとすっかり連絡が途絶えてきます。
②腕がないなら、文化・インフラになっているものを選ぶこと
飲食業も時代が成熟し、様々な切り口をテーマにしている所が増えてきました。
いけすに、関サバなどのブランド魚が泳いでおり、本格的な九州料理を提供したり、ブラジル料理専門店、熟成肉専門店など、個人のライフスタイルが豊かになっているため、多様化しています。しかし、こういったブームは1年程度で縮小に向かうため、泥沼化することが多いです。
一方、立ち食いソバや食堂など、日本人の文化、社会と密接に結び付き、地域のインフラとなる業態は、儲かりにくいですが、長続きする傾向にあります。
③流行りもの、新業態を選ぶなら短期決戦で
飲食業界はトレンド性の高い業界です。
現在もパンケーキや高級かき氷が流行っていますが、一時期の「白いタイヤキ」ブームのように、すぐに流行が終わり泥沼化するケースが後を絶たないです。。
しかし、儲けて笑いが止まらなくなった方もいらっしゃいます。
これは、いいタイミングで売り抜けた人たちです。
この方たちは、狙って大ヒットする代わり、引き際を見定め、短期戦略を上手く実行できたケースです。
ぜひ、飲食で起業を目指されいるのであれば、良く考えてから踏み出すことをお勧めします。
ほな、またね~
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